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white vase
この作品は私にいろいろなものを見せてくれました。 そして、いろいろな所に連れて行ってくれました。
彼らは私の知らない街にも体ひとつで赴いて、多くの人の目に触れてきました。
私の意識の範疇を超えたところで成長してきた、私の今のほとんどが詰まっている作品です。
●MIA展(イタリア)出展
●ARTIGIANARTE展(イタリア)モンツァ市賞受賞
●第49回日本クラフト展招待審査員賞(金子賢治賞)受賞
ぞうさん
かわいくてすきです。おなかのふくらみがすきです。しっぽがかわいいです。
足うらのサインが気にいっています。
すごく楽しくつくれる商品のひとつです。ぞうさんが好きな私が、初めてつくった動物シリーズ。
ここから始まります。
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この器たちを通して、陶芸における私のこれからの指針が明確になったように思います。
かたち・形・カタチ。ひたすらに。
畏れ多く御名前を出させて戴きます。人間国宝・井上萬二先生
井上先生の銘に 『名陶無雑』 という言葉があるそうで、意として「名器に雑念なし。あるのは技術と感覚のみ」
自戒の念も込めたお言葉だそうです。
生みだすひとつひとつの品に対し、完璧にコントロールしきりたい私の性根と、いわゆる『無の境地』からなるそれ以上施しようの無い完璧な美への憧れ。
相反するこのふたつの理想が、矛盾なく共存することが可能かは分からないですが、そうなれることを一生をかけて願い、追い続けるような気がしています。
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